08年の締めくくりは、店舗の改装工事です。 日中は店の営業を続けながらの工事でしたので、当然夜間工事でなおかつ、中途半端な状態で作業を終えられないということで、一日一日時間に追われながらの作業になりました。
各塗装箇所ごとに紹介させていただきます。 まずは、店外部分ですが、上の写真が施工前になります。少し暗くて見えにくいですが、三本の柱があるのが見えるでしょうか?
三本の柱が撤去された後が我々の仕事になります。柱の接していた箇所には柱を固定していたビス穴等ありますので、まずパテ埋めをし、乾燥後ペーパーをあてて平らな下地を作っていきます。
下地が出来次第周りの天井に合わせて色を調色し塗装して仕上げます。
次は店外のタイル部です。 施工前になります。
デザイナーさんの選んだ色を塗っていきます。 色自体は大きくは変わりません。
塗装した後、乾いてまう前にウエスでふき取って、というか揉み込んでいきます。 この作業もデザイナーさんの指示でしたが、ただ塗装で塗りつぶすよりも石の質感が幾分残って 高級な石材の雰囲気が強まりました。
柱を取った後に天井とタイルを塗装し、このようになりました。 かなり、すっきりです。
レジカウンター付近施工前です。 暗くてわかりづらいですが・・
背面にタイルを白系に塗り替えていきます。 ガラッと印象が変わっていきます。 これだけ変化があると塗っている我々も楽しいです。
塗装前のタイルの色は濃色でしたのでタイルとタイルの隙間(目地)が目立ちませんでしたが、白く塗っていくととても隙間が目立ってしまい、ボンドコークを充填して全体を埋めることになりました。 ボンドコークがあってもあっても足りません(汗) 初めてボンドコークを箱買いしました(笑)30本入り・・・
隙間の目立っている感じがよくわかるでしょうか
埋めていくとやはり仕上がりが違います。 箱買いした甲斐があったというものです。
タイル面が仕上がりました!
お次は店内に移ります。 施工前です。
店内の壁面もガラリと雰囲気が変わり、白系の色で仕上げていきます。
ピンボケしてしまいましたが、このようになりました。
裏側です。腰下にはタイルが張られたようです。 厨房の出入り口付近なのでタイルの方が汚れにくく、傷つきにくいから・・・なのでしょう。
カウンター廻りです。 青っぽいタイル面と棚の背面の金色の部分を塗装していきます。
タイル面はレジカウンターの背面と同じ色、仕様で仕上げていきます。
やっぱり隙間が・・・・気になります。
箱買いボンドコーク大活躍です! しっかり埋めてもう一度塗装して仕上げます。
棚の背面は、こげ茶で塗っていきます。上段が施工前で下段が施工後の色です。
今度は欄間(下がり壁?)です。 非常に細かい造りで塗装屋泣かせな欄間です。 吹き付けたいところですが、店内の為断念し刷毛とローラーでがんばって塗装です。
写真ではあっという間に仕上がりです。 実際は時間のかかる作業なのです。
天井の廻り縁(?)も塗り替えます。
こげ茶にしてくれ、ということでこげ茶に仕上げていきます。
全体が塗られました。
仕上がりを見てデザイナーさんが、艶がもっとほしいなぁということで、上からクリアーをかけて艶出しです。水性のクリアーというのは材料としてあまり製造されていないらしく水性を探すのに苦労しました。
クリアーも塗られ光沢が増しました。
続いては床です。大分磨耗していたり油汚れの強い部分もあり写真のような状態でした。
床はアイボリーで、明るくなりました。
カウンターの下部のレンガも塗装していきます。
施工後です。 こげ茶に塗り、ウエスでふき取って外部のタイルと同じように仕上げました。
外部の看板が変えられ、看板の付いている壁面をジョリパッドの吹き付けで仕上げ外部の印象も変わりました。
しばらく夜勤が続き眠さとの戦いでしたが、店舗の工事は楽しくてやりがいがあります。