鎌ヶ谷市内でのお仕事です。 施工は3年程前にさせていただきましたが、今回ホームページの開設に伴い、写真を掲載させていただくことを快く了承してくださいました。

施工前です。 外壁や屋根の状態は、さほど悪いものではありませんでしたが、帯板の継ぎ目に充填されているコーキング材(のようなもの?)への塗料の付着が悪く剥がれが見受けられました。

 

高圧洗浄で、溜まったほこりやコケ、汚れを落としていきます。 家庭用に販売されている機械は電気で動くタイプがほとんどだと思いますが、工事の際に使うエンジンタイプ(ガソリンで動く)は、パワーが格段に強いので、かなりの程度よごれがおちていきます。

 

 

塗り始める前に窓、基礎部等、塗料の着いてはいけない部分をビニールで養生していきます。

 

高圧洗浄の後よく乾かし、コロニアル屋根にシーラー(上塗りとの付着性を高め、上塗りの吸い込みを抑えるもの)を塗り、その上に施主様に選んでいただいた上塗り材を2回塗っていきます。 グリーン系がセレクトされ、ブラックの屋根からガラッと印象が変わりました。 施工前の色と違う色を塗るのは塗装屋としても、とても楽しいです。

 

 

破風板や帯板の継ぎ目のコーキング材を除去し、プライマー(コーキング材の密着性を強化するもの)を塗り、新たなコーキングをうちます。その後、下塗りをいれ、中、上塗りをし、仕上げます。

 

 

外壁に一部シリコーンシーラントがうたれていました。 安い値段で売っているシリコン(200-300円くらい)は、塗料を塗っても付着しにくく、すぐに剥がれてきてしまいます。 それで、シリコンには専用の材料を最初に塗り、塗料が付着するようにします。  ただし、シリコンでも変成シリコンのコーキング材は塗料を塗ることが出来ますので、こうした下処理は要りません。

 

 

外壁の下塗りです。 今回は、施主様のご依頼で2F部の外壁に関してはパターン(模様)をつける仕様になりました。既存の壁は、リシン吹き仕上げ(小石のような粒々した壁で手を擦ると少し痛い壁)でしたが、その上にマスチックローラー(砂骨ローラーともいう)で、ゆず肌状の模様をつけていきます。 リシン仕上げは表面がザラザラしているものが多く、長い目でみますと汚れがつきやすく、陽の当たらない北側の面では、コケがかなり発生している住宅も多く見受けられます。 ゆず肌状に模様をつけることでそうしたリスクも減りますし、上塗りの艶も、より良くなります。

 

 

下塗り後、帯板を境にして上部はアイボリー系を下部はイエロー系と、セレクトしていただいた色を、2回塗って仕上げます。

 

 

ベランダの防水は状態は悪くありませんでしたので、プライマーを塗り、トップコートをかけての仕上げとなりました。

 

 

足場の解体をして、清掃後、完了となります。 お仕事いただきありがとうございました。

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