玄関ドアの塗装工事です。  玄関ドアは家の顔とも言うべき箇所ですので綺麗になると大変ひきしまります。

施工前の写真です。 木製の玄関ドアはこまめな手入れが大切です。写真でもご覧いただけるように、特に下部は雨、風、太陽にさらされやすく傷みやすいものです。

 

木製の玄関ドアの仕上げ方には幾つか方法がありますが、主に木目を活かしたクリアー仕上げか、ペンキで塗りつぶす仕上げの2通りです。 木目を活かす仕上げの場合は一度、既存の塗装を全て削り落として、白木の状態に戻す必要があります。 その後、着色をしてクリアーやニス等で仕上げます。 木目を活かした仕上げの場合削りだけで1日か2日かかりますので費用も高くなります。 しかし、大変仕上がりは満足いくものになる仕上げです。     今回の現場の仕上げは塗りつぶしでの仕上げですので、写真のように、全体を伝道工具等を使いやすりがけしますが、表面を滑らかにするくらいのやすりがけになります。

 

玄関ドアは大抵、凹凸が多くありますので、刷毛やローラーで仕上げるよりも吹き付けのほうが綺麗に仕上がります。 吹き付け出来るように養生をして、写真のように一度、木部用の下塗りを吹き付けます。  特に下部は既存の塗料が無くなっている状態ですので、塗料を吸い込みやすい状態になっています。 そのような状態に下塗りを入れないと、吸い込みの激しい部分は艶がひいてしまい、ムラになりやすくなってしまいます。 下塗りを塗ることで全体の目を合わせることが出来ます。

 

下塗りの乾燥後、中塗りを吹き付けます。 施主様のご希望で、既存の色は赤みが強いのが好みでなかったので、赤みを抑えた引き締まる色を調色しました。 ブラックをベースにインディアンレッドという赤錆色を加え、ビターチョコのような締まった色にさせていただきました。

 

中塗り乾燥後、同じ塗料で上塗りを吹き付け、養生をはずして完成になります。  木目を活かした仕上げもお勧めですので、施工写真を撮り次第、アップしますので是非ご覧ください!

前のページに戻る